無添加石鹸へのこだわり > 石鹸基礎知識 > 保湿効果の差(合成界面活性剤と石鹸)

保湿効果の差(合成界面活性剤と石鹸)

合成界面活性剤と石鹸のは洗浄においてどのように異なるのか?
合成界面活性剤がなぜ「肌乾燥をもたらす原因」と言われるのでしょう?


合成界面活性剤と石鹸で洗った場合の比較


皮膚(角質層)は皮脂膜と角質細胞間を埋めている細胞間脂質(セラミド)により保護され、細菌などから皮膚を保護する皮膚バリアを形成しています。 合成界面活性剤は、その強い脱脂力と洗浄力によって角質層の皮脂膜を根こそぎ洗い流します。そして皮膚に吸着し、細胞間脂質を溶かしながら皮膚の奥へ浸透していくのです。

よくある、肌に張りをもたらすという化粧品はスーッと肌に浸透しますが、これは合成界面活性剤が上記の理由で皮下に浸透しているわけです。

合成界面活性剤と石鹸の比較図しかも合成界面活性剤と一緒に、発ガン性、赤血球に弊害をもらたす溶血作用のある化学合成添加物も一緒に皮下浸透していきます。 この浸透過程で細胞間脂質は破戒され、細胞間に入り込んでタンパク質変性をもたらしたり、皮下脂肪に蓄積され、年月を経て内臓蓄積されるといわれていま す。長い年月を経て現れるこの弊害が昨今問題になっている「経皮毒」です。

さらに、体や髪を洗ったあと、どんなによくすすいでも皮膚や洗濯ものに数%は残留するといわれています。
これは石鹸でも合成界面活性剤も同じです。 合成界面活性剤の場合、肌に吸着すると、外気が乾燥しているときはドンドン肌や髪の水分を外に放出する作用があります(内部乾燥=インナードライ)

もともと肌の弱い人は、合成界面活性剤の付着によって、頭皮や顔に湿疹や炎症を起こす原因にもなり得るので注意しなければなりません。(※特に、アトピー・乾燥・敏感肌・赤ちゃんは要注意)

一方、石鹸(せっけん)ですが、石鹸は水と合わさると脂肪酸イオンを生じます。この脂肪酸イオンもすぐに水に不溶の遊離脂肪酸に変って肌の角質表面に吸着 しますが、すすぎでは洗い流されず肌表面に留まって保湿効果を発揮します。 要は、大切な皮膚バリアを保護する役目を遊離脂肪酸が果たしているということです。

石鹸は、皮膚の自然回復力を妨げないものであり、合成洗剤(合成界面活性剤)には真似のできない、肌にやさしいメカニズムがあるということです。

ちなみに、洗顔後に化粧水をつけるは肌乾燥を防ぐためではありますが、合成界面活性剤配合の化粧水が乾けばインナードライにより元のカサカサになるので、 更に合成界面活性剤の乳液の油分で乾燥を防ぐ?というわけです。全く悪循環ですが、消費者にモノを買わせるこのような一連の仕組みが美容業界にはあるのです。